常識外れの”小さくなる泡”
光マイクロバブルの最大の特長は、「収縮する」という気泡の性質です。通常、気泡は水中で発生すると浮上しながら膨張し、水面で弾けて消えます。
しかし光マイクロバブルは、逆に上昇とともに縮小し、最終的には水中に溶けて消滅します。
この現象は、泡の内部に瞬間的な高温・高圧状態を引き起こし、極めて高いエネルギーを生み出します。
この高エネルギー状態では、水と空気が化学反応を起こし、実験的にはアンモニアの生成も確認されています。
つまり光マイクロバブルは、物理的な特性だけでなく、化学反応を引き起こすほどのエネルギーを内部に蓄えることができるのです。
さらに、高エネルギー状態の気泡は発光することが知られており、光マイクロバブルにおいてもこの発光現象が確認されています。
泡の内部でエネルギーが高まっていることを示すこの現象を端的に表すため、「光マイクロバブル」という名称が与えられています。